この記事でわかること
本を読んだあと「何かメモしておきたいけれど、何を書けばいいか分からない」「読んで終わりにしたくない」と感じたことはありませんか? この記事では、実際に使っているObsidianの読書メモ用テンプレートの構成・各項目の書き方のコツ・入手方法を紹介します。読書中にひらめきを蓄積する「アイデア用」と読み終わった後に一冊分をまとめる「読書ノート用」の2つを組み合わせて、「読んで終わり」ではなく、自分ごとにして使いこなす流れまで書いています。
読書メモを一箇所に残すと、何が変わる?

本を読んで「おもしろかった」と思う一方で、数週間後には「あの本、何がよかったっけ?」とぼんやりしてしまう——そんな経験はありませんか? 私も同じで、メモを残さないと読んだ内容が自分のなかで消化されにくいと感じていました。そこで、Obsidianで読書メモ用のテンプレートを用意してから、「どこに・何を書くか」が決まり、読書後の振り返りやアクションにつなげやすくなりました。
結論から言うと、読書メモをデジタルで一箇所に残しておくと、あとから「あのときのあの一文」を探しやすく、本で得た気づきを仕事・ブログ・勉強に落とし込みやすくなります。pile-up-plannerでいう「知性」の領域(学習・スキルアップ・読書)のバランスを考えるときにも、読書メモがあると「何を読んで、何を学んだか」が把握しやすく、自分がどの方向に知性を伸ばしているかの振り返りにも使えます。
この記事では、読書中に得たアイデアを蓄積するテンプレートと、一冊全体をまとめる読書ノートのテンプレートの2種類の構成・各項目の意味・書き方のコツ・入手方法をまとめます。「読んだ本を自分の血肉にしたい」「読書メモを続けたい」と思っている方なら、そのまま試してみていただける内容です。
最初から2種類そろえて完璧に埋めようとしなくて大丈夫です。「アイデア用だけ」「読書ノートのキーアイデアと実行アクションだけ」など、自分が続けやすいところから始めてみてください。
アイデア用と読書ノート用、2つで「読んで終わり」を防ぐ

私の場合は、2種類のテンプレートを組み合わせて使っています。
流れを一言で言うと:読書中に気になったところは「アイデア用テンプレート」で1件ずつメモし、読み終わったあとに「読書ノート用テンプレート」で一冊分をまとめ、そこにアイデアメモをリンクして、「じゃあ自分は何をするか」まで落とし込む形です。
① 読書中のひらめきを1件ずつ蓄積する「アイデア用」

読んでいる最中に「ここ、自分に刺さった」「この考え方、仕事で使えそう」と思った箇所を、1アイデア1ノートでメモするためのテンプレートです。
- ページ … どのページの話か(後から本を開き直すときの目印)
- アイデア … その部分を自分の言葉で要約したり、「自分だったらこう使う」と書いたりする欄
- なぜ重要か … 「何に:どう使う」のように、仕事・ブログ・勉強のどれに、どう活かすかを短く
- 抽出履歴 … いつそのメモを取ったか(任意)
読書ノートは「読み終わった後」にまとめるのに対し、こちらは読みながらどんどん増やしていくイメージです。
② 一冊分をまとめて「実行アクション」まで書く「読書ノート用」

一冊を読み終えたあと、その本全体のメモとして使うテンプレートです。本のタイトル・著者・読んだ目的に加え、アイデア用で作ったメモへのリンクを集約します。
- タイトル・著者・出版 … 本の基本情報
- 読み始めイメージ・目的明確化 … 「どんな本だと思うか」「この本に何を求めているか」を自分の言葉で3〜5行。読み終わったあと、この目的が満たされたか振り返れます。
- キーアイデア(ページ付き) … アイデア用テンプレートで作ったノートを
[[ノート名]]でリンク。例:p.42: (アイデア要約)[[〇〇の本_42頁の気づき]] - 実行アクション … 仕事・ブログ・勉強で「試すこと」リスト。読書ノートの核になる部分です。
- 感想・再読価値 … 全体の感想や、また読みたいかどうか
こうすると、「記録(アイデア)→ まとめ(読書ノート)→ 行動(実行アクション)」が一つの流れでつながります。
書き方のコツは「自分ごと化」——自分の言葉で、どう使うかまで書く

読書メモでいちばん意識しているのは、「自分ごと化」です。本の内容をそのまま写すだけでは、あとから見返しても「何が自分にとって重要だったか」が分かりにくくなりがちです。
次のような問いを意識して、自分の言葉で書くようにしています。
- この部分を、自分だったらどう使うか
- 気になったこの数ページの、どこに心を動かされたか
- 自分に当てはめたとき、どう感じたか
アイデア用テンプレートでは、読書中にそうしたひらめきを1つずつ蓄積します。読み終わったあと、読書ノート用テンプレートでそれらのアイデアを見返しながら、「じゃあ自分はどんなアクションを起こすか」を実行アクションの欄に書き出します。こうすると、読んで終わりではなく、どう感じたかを深く考え、どう使っていくかまで落とし込むことができます。
全部の項目を毎回埋めなくて大丈夫です。「キーアイデア」と「実行アクション」だけから始めても、読書の効果はかなり変わってきます。
テンプレートの入手方法と、続けやすい使い方

保管庫内では、次のテンプレートを利用できます。
- 読書ノート用(一冊全体のまとめ)
5-TEMPLATE/読書ノートテンプレ.md - アイデア用(読書中のひらめき1件ずつ)
5-TEMPLATE/読書アイディア テンプレ.md
使い方のコツ:一冊読み始めるときに、読書ノート用のノートを1つ作成し、気になった箇所が出てくるたびにアイデア用テンプレートで新しいノートを作成 → 読書ノートの「キーアイデア」欄に [[そのノート名]] でリンクしていく形がおすすめです。Obsidianのテンプレート機能や、新規ノートにテンプレートを挿入するプラグインを使うと、毎回同じ項目が入ったノートを一発で作れます。
配布用にテンプレートを別途まとめたリンクやPDFを用意する場合は、このセクションに追記していく形で整えられます。
次のステップ:2-1のフォルダと組み合わせて、読書メモを育てる
- 2-1 Obsidianで集める学習メモの記録
学習メモを「どこに・何を」集めるかのフォルダ構成。読書メモ用のフォルダを一つ用意し、その中に読書ノートやアイデアノートを集めておくと、2-1の考え方と同じように一箇所で管理できます。 - 2-2 Obsidian学習メモのテンプレート
資格試験や勉強用のメモの「項目の揃え方」。読書メモは「本1冊+アイデア」という単位ですが、「要点・疑問・次にやること」を軸に書くという点では2-2の学習メモと共通しています。 - 2-4 Obsidian-to-Ankiで定着させる学習法
読書で覚えておきたい語句やフレーズがあれば、ObsidianのメモからAnkiのカードに送る流れを2-4で扱っています。読書メモの「重要だと思った一文」をAnkiで反復する、といった使い方もできます。
読書メモは「知性」の土台の一つとして、2-1〜2-4の学習の流れと並行して使ってみてください。
まとめ:アイデア用+読書ノート用で「読んで終わり」を防ぐ

- 読書メモをObsidianで一箇所に残しておくと、あとから探しやすく、気づきを仕事・ブログ・勉強に落とし込みやすくなります。pile-up-plannerの「知性」のバランスを考えるときの材料にもなります。
- アイデア用(読書中のひらめきを1件ずつ)と読書ノート用(一冊全体のまとめ)の2種類を組み合わせると、「記録 → まとめ → 実行アクション」の流れが作れます。
- 書き方のコツは自分ごと化。内容の写しではなく、「自分だったらどう使うか」「どこに心を動かされたか」を自分の言葉で書くようにすると、読んで終わりにしにくくなります。
- 保管庫内のテンプレート(
5-TEMPLATE/読書ノートテンプレ.md・5-TEMPLATE/読書アイディア テンプレ.md)をベースに、「キーアイデア」と「実行アクション」だけから試してみてください。
不足している情報や、テンプレートのスクリーンショットを追加したい場合は、追記していく形で整えても大丈夫です。