この記事でわかること

「Ankiにカードを入れたいけれど、1枚1枚手で作るのが大変」「自分の弱点に合わせたカードを増やしたい」と感じたことはありませんか? この記事では、Obsidianに貯めた学習メモや参考資料を材料に、CursorのAI機能でAnki用のカード案を作り、Obsidian-to-Ankiプラグインで一括して暗記カードにする流れを解説します。手作業の負担を減らしつつ、自分の弱点に合わせたカードを作るための「指示の考え方」と、2-4・2-6とのつながりをまとめます。
Cursorにカード案を作らせると、手作業の負担が減り、弱点にフォーカスしたカードが増える

カードを手作業で何十枚も作っていると、「ここまで作ったのに、まだ復習する時間が取れていない」となりがちではありませんか? 私も同じで、メモはObsidianに貯まる一方で、カード化が追いつかずにいました。そこで、Cursorに保管庫を読み込ませて「暗記用の一問一答カード案を出して」と依頼し、出てきた案をObsidian-to-AnkiでAnkiに送る形にしたところ、カードを作る負担がかなり減り、かつ自分の間違えや弱点にフォーカスしたカードを増やしやすくなりました。
結論から言うと、「ObsidianのメモをCursorでカード案に起こす → Obsidian-to-AnkiでAnkiに取り込む」という流れにすると、手作業でカードを作る負担がかなり減り、自分の間違えや弱点にフォーカスしたカードを作りやすくなります。
私は行政書士の学習で、間違えた問題のメモや参考資料をObsidianに集め、Cursorに読み込ませて「一問一答形式(基本カード)でカード案を作って」と指示し、出てきた案をObsidian-to-AnkiでAnkiに送る形で運用していました。この記事では、その全体像・材料の揃え方・Cursorへの指示の考え方までを、実体験ベースでお伝えします。「メモをカードにしたいけれど、手作業がつらい」と思っている方なら、そのまま試してみていただける内容です。
なお、例は行政書士で書いていますが、資格試験・語学・プログラミングなど、Obsidianに学習メモを貯めている方なら、同じ考え方で使えます。最初から全部の材料を揃えてから始めなくても大丈夫です。「間違えたメモのフォルダ1つだけ」をCursorに読み込ませて、数枚だけカード案を出してもらうところから試してみてください。
全体像:メモ→Cursorでカード案→Obsidian-to-AnkiでAnkiに取り込み

流れを一言で言うと:Obsidianに材料(メモ・参考資料)を貯める → Cursorでその保管庫を読み込ませ、カード案を出力してもらう → 案をObsidianのノートに貼り、Obsidian-to-Ankiの形式に整える → プラグインでAnkiに一括取り込み、です。
Cursorで作るAnkiカードの全体像は次のとおりです。
- Obsidianに、カードの材料となるメモ(間違えた問題の分析・弱点メモ・参考資料など)を貯めておく
- Cursorで、その保管庫(または必要なノート)をAIに読み込ませ、「暗記用の一問一答カード案」を出力してもらう
- 出力されたカード案を、Obsidianのノート内でObsidian-to-Ankiの形式(コードブロックなど)に整える
- Obsidian-to-Ankiプラグインを使って、一気にAnkiにフラッシュカード(表:問題、裏:答え)として取り込む
つまり、「カードの内容を考える・書く」部分をCursorに手伝ってもらい、取り込みだけをObsidian-to-Ankiに任せる形です。Obsidian-to-AnkiやAnkiの基本的な使い方・設定は2-4「Obsidian-to-Ankiで定着させる学習法」に譲り、この記事ではCursorでカード案を作る部分に絞ります。
【スクリーンショット挿入】
挿入場所:全体像の直後(上の4ステップの説明のあと)
撮影・挿入のポイント:4ステップの流れが一目で分かる図があるとよい。例:①Obsidianのフォルダ/ノート一覧 → ②Cursorで保管庫を開きチャットで依頼 → ③Obsidianにカード案が貼られたノート → ④Ankiのデッキにカードが並んでいる、の4コマ構成。または、Cursorで保管庫を開いた状態(左:ファイル一覧、右:チャット)の1枚でも可。
材料は2-1・2-2で集めた「間違えたメモ・弱点メモ・読書メモ」

Cursorにカード案を作らせるには、材料をObsidianに揃えておくことが前提になります。2-1で「集める」フォルダを決め、2-2のテンプレートでメモを取っておくと、そのままここで材料として使えます。
何を材料にするか
- 間違えた問題・弱点のメモ
問題集で間違えた部分や、「ここが理解できていない」と分析したメモ(2-1で紹介した「集める」「深掘り」のノート)をそのまま材料にできます。AIはこれらのメモから「どの部分が弱点か」「何を問うカードにすべきか」をある程度把握できます。 - 読書メモ
本から学んだ要点をまとめたノートも、カードのネタになります。 - 参考資料
Webから保存した解説記事など、参考として集めたノートを読み込ませると、「この資料のここを問うカード」のように紐づけた案を出してもらえます。
日頃から学習メモを貯めておくことで、自分の弱点にマッチしたカードや、自分がイメージできていなかった部分を問うカードを、AIに自動で案出ししてもらいやすくなります。その意味で、日頃のメモが何より大事です。
余裕があれば足すと効果的なもの
- 過去問(例:10年分)
過去問をObsidianに取り込んでおき(テキストやPDFなど)、Cursorに読み込ませると、出題傾向やよく問われる論点を踏まえたカード案を出しやすくなります。 - テキスト・教材のPDF
教材をPDF化して読み込ませられれば、その内容と自分の弱点メモを組み合わせた、より自分用のカード案を作れます。量が多くなりがちなので、必要な章だけに絞るなどして調整してください。
【スクリーンショット挿入】
挿入場所:「何を材料にするか」の説明のあと(材料のイメージを伝えたい位置)
撮影・挿入のポイント:Obsidianで「材料」がどう並んでいるかが分かる画面。例:左サイドのフォルダツリーで「間違えた問題集」「〇〇(弱点テーマ)」「資料」などのフォルダが見えている状態。または、1つだけノートを開き、間違えた問題・要点メモが書かれた見本(個人情報・問題文は匿名化)を1枚でも可。
Cursorへの指示の考え方:材料の範囲と出力形式をはっきり書く

大前提:Anki・Obsidian-to-Ankiの設定は各自で
Obsidian-to-AnkiやAnkiの設定(ノートタイプ、フィールド名、デッキ名など)は人によって違うため、各自でAnkiの設定を合わせる必要があります。
実際に取り込んでみて「こういうエラーが出る」というときは、Cursorのチャットに「このエラーメッセージが出る。原因と対処法を教えて」と貼り付けて聞くと、設定の見直しや形式の修正に役立つことがあります。試しながら調整してみてください。
【スクリーンショット挿入・任意】
挿入場所:「大前提」の段落のあと(エラーをCursorに聞く説明の直後)
撮影・挿入のポイント:Obsidian-to-AnkiやAnkiでよくあるエラー(例:フィールド名の不一致、形式エラー)のメッセージをCursorのチャットに貼り、AIが原因・対処法を返している会話の画面。読者が「つまずいたときはこうやって聞けばよい」と分かるようにする。なくても本文で理解は可能。
手順のイメージ
- 自分のAnkiの状態を把握する
使っているノートタイプ(例:基本カード)、フィールド名、Obsidian-to-Ankiの書き方などを確認します。ここは2-4の内容とAnkiの公式マニュアルを参照してください。 - 材料を用意する
上で述べたような、間違えたメモ・弱点メモ・参考資料(必要なら過去問や教材)をObsidianに揃え、Cursorでその保管庫(または該当ノート)を開きます。
【スクリーンショット挿入】
挿入場所:「材料を用意する」の直後
撮影・挿入のポイント:CursorでObsidianの保管庫を開いた状態。左サイドに保管庫のフォルダ・ファイル一覧が出ており、「どのノートをAIが参照できるか」が分かる画面。可能なら、チャット欄に「このフォルダ内の〇〇ノートを参照して」と書いたプロンプトの冒頭が見えていると、流れが伝わりやすい。
- 「自分ごと」の情報も渡すとカードが自分用になる
例えば私は放課後等デイサービスに勤めているため、行政書士の学習では「放課後等デイサービスで〇〇条例が関係する場合、どのような手続きが必要か」のように、自分の仕事に落とし込んだメモを取っていました。そうしたメモもCursorに読み込ませることで、「自分の業務に即した問い」のカード案を出してもらいやすくなります。- プロンプトで形式をはっきり指定する
- 読み込ませたメモ・資料の範囲を指定する
- 「暗記用の一問一答形式(基本カード)で、Obsidian-to-Anki用の形式で出力して」のように、カードの形式と出力形式を具体的に書く
すると、そのままObsidianに貼ってObsidian-to-Ankiで取り込める形に近づけてもらえます。【スクリーンショット挿入】
挿入場所:「プロンプトで形式をはっきり指定する」の説明のあと
撮影・挿入のポイント:Cursorのチャットで、依頼文(例:「〇〇フォルダのメモを参照し、一問一答形式でObsidian-to-Anki用のカードを出力して」)と、AIが返したカード案のブロック(コードブロックやリストで、問題・答えのペアが並んでいる部分)が一緒に見えている画面。読者が「こういう依頼の書き方・こういう出力」と真似しやすいようにする。
ポイント:
「どのメモを材料にするか」と「どんな形式で出力してほしいか」をプロンプトで明確にすると、自分の弱点にフォーカスしたカード案を安定して作れます。
【スクリーンショット挿入】
挿入場所:「手順のイメージ」セクションの最後(ポイントの直後)、または「2-4・2-6とのつながり」の直前
撮影・挿入のポイント:A Obsidianのノートに、Cursorから受け取ったカード案を貼り付け、Obsidian-to-Ankiのコードブロック(flashcardなど)で囲んだ状態。B Obsidian-to-Ankiプラグインで「Scan Vault」や「Sync」を実行した直後、またはAnki側でデッキを開き、取り込まれたカード(表:問題、裏:答え)が1〜2枚見えている画面。読者が「ここまでやるとAnkiにカードが増える」とイメージできるようにする。
次のステップ:2-4で流れを押さえ、2-6で3ツール全体の位置づけを確認

- 2-1 Obsidianで集める学習メモの記録
「どこに・何を」メモを集めるかのフォルダ構成。ここで集めた「間違えた問題集」や「深掘り用」のノートが、そのままCursorへの材料になります。 - 2-2 Obsidian学習メモのテンプレート
メモの項目の揃え方。「重要語句」「次にやること」などが、カードのネタとしてCursorに読み込ませやすくなります。 - 2-4 Obsidian-to-Ankiで定着させる学習法
Obsidianでメモを取る → カード化 → Ankiで復習する、という全体の流れと、Obsidian-to-Ankiプラグインの役割・基本的な使い方を扱っています。この記事(2-5)は、その流れのなかで「カードの中身を誰がどう作るか」=Cursorでカード案を作る部分を担当しています。まず2-4で流れとプラグインの設定を押さえ、そのうえで2-5のやり方でカード案を増やすとスムーズです。 - 2-6 Obsidian×Cursor×Anki:pile-up-plannerの最強デジタル実践システム
Obsidian(記録)・Cursor(要約・カード案)・Anki(定着)の3つのツールの役割分担と、pile-up-plannerで学習時間のバランスを取る全体像をまとめています。2-5は、そのシステムのなかで「CursorでAnkiカードを作る」パートの詳細です。
まとめ:メモを材料にCursorでカード案→Obsidian-to-AnkiでAnkiに取り込む

- Cursorで作るAnkiカード=Obsidianのメモを材料に、CursorのAIでカード案を出し、Obsidian-to-AnkiでAnkiに取り込む流れです。
- 材料は間違えたメモ・弱点メモ・読書メモ・参考資料を中心に揃え、余裕があれば過去問や教材も読み込ませると、自分用のカードが作りやすくなります。
- Cursorへの指示では、どのメモを材料にするかと出力形式(一問一答・基本カード・Obsidian-to-Anki用)をはっきり書くことが重要です。AnkiやObsidian-to-Ankiの設定でつまずいたら、エラーメッセージをそのままCursorに聞いて試しながら調整してください。
- 流れとプラグインの基本は2-4、材料の集め方は2-1・2-2、3ツール全体の位置づけは2-6で解説しています。
まずは「間違えたメモのフォルダ1つ」をCursorに読み込ませて、数枚だけカード案を出してもらうところから試してみてください。形が固まってから、過去問や教材まで範囲を広げていっても遅くありません。