今回は、pile-up-plannerの「年間計画」をObsidianで実践する方法をご紹介します。
新しい1年を迎える前に、自分の「未来リフィル」や「ビジョンリフィル」を見返しながら、1年間の計画を立てていくプロセスをご紹介します。
一緒に作業しているかのような感覚で進めていけるように解説していきますのでご安心ください。
まだサンプルフォルダをダウンロードしていない方は是非ダウンロードして一緒に行なってみてください。
年間計画の全体像と目的

この記事では、pile-up-plannerの年間計画をObsidianで実践する方法を、具体的な手順を追いながらご紹介します。
テンプレートファイルを活用しながら、1年間の計画を立て、役割ごとの目標を設定していきます。
最終的には、あなた自身の「年間手帳会議」ノートが完成し、1年間の方向性を明確に把握できるようになります。
なお、必要なテンプレートファイルは年間手帳会議_テンプレート.mdになりますので、事前にご確認ください。
ここから一緒に、自分だけの年間計画づくりを始めていきましょう!
目的
この記事では、「pile-up-planner」の年間計画を実際に手を動かしながら、Obsidianで実践する方法を一緒に進めていきます。
たとえば「今年1年をどう過ごそうか?」と考えたときに、頭の中を整理してみたくなることはありませんか?このガイドを参考に、テンプレートを使いながら、1年間の計画が出来上がるまでの道のりを体験できる内容になっています。
誰でも迷わず取り組めるように、順を追って丁寧に解説していきますので、ご自身のペースで進めてみてください。
全体像

このガイドでは、実際に手を動かしながら「自分だけの年間計画」をObsidianで作る体験ができる工程を、一つずつ丁寧にご案内します。どのような流れで進んでいくのか、ここで全体像をイメージしてから読み始めましょう。
まずテンプレートファイルから新しい年間手帳会議ノートを作成します。
Obsidianのテンプレート機能や、手動でコピー&ペーストする方法で、テンプレートをベースにした新しいノートを準備してください。
もし前年の年間手帳会議の振り返りノートがあれば、それを参照しながら、うまくいったことや改善したいことを振り返ります。
これが新しい1年の計画を立てる際の重要な参考材料になります。
次に、「未来リフィル」や「ビジョンリフィル」を見返します。
ワーク1で作成した価値観リフィルや、ワーク3で作成した未来リフィル・ビジョンリフィルを参照しながら、自分が目指す方向性を再確認します。
初めて挑戦する方は「未来リフィル」の中で明確化した「1年後の姿」が参考になるはずです。
この準備が整ったら、1年間を4つのフェーズに分けて計画を立てていきます。
それぞれのフェーズで何を実現したいのか、どのような状態になっていたいのかを具体的に書き出していきます。
(この部分は別途「四半期計画」として実践します。今回は雰囲気だけ掴んでもらえばOKです。)
最後に、役割ごとの目標を設定します。個人(肉体・精神・知識・社会)、仕事、プライベートのそれぞれの役割において、1年間で達成したい目標を明確にしていきます。
この記事を通して、読者の方がご自身の年間計画を明確にし、実生活で活用できる一歩を踏み出せるようサポートしていきます。
年間計画に挑戦
年間計画では、まず前年の振り返りと未来リフィル・ビジョンリフィルの見直しから始めます。
それらを踏まえて、1年間を3つのフェーズに分けて計画を立て、役割ごとの目標を設定していきます。最終的に、年間イメージをガントチャートで可視化し、1年間の全体像を把握できるようにします。
ステップ1:テンプレートから年間手帳会議ノートを作成する

まず、テンプレートファイル年間手帳会議_テンプレート.mdを開いて、その内容を新しいノートにコピーします。
Obsidianでテンプレート機能を使っている場合は、テンプレートを挿入する機能を使って新しいノートを作成してください。手動で行う場合は、テンプレートファイルの内容をすべてコピーして、新しいノートに貼り付けます。
新しいノートのファイル名は、例えば「2025年:年間手帳会議.md」のように、年を入れた名前にすると分かりやすくなります。テンプレート内の{{date}}や{{date:YYYY}}などのプレースホルダーは、実際の日付や年に置き換えてください。
テンプレートには以下のセクションが含まれています:
- 今年の計画(フェーズ1〜4)
- 前年の振り返り
- 1年の初めに思うこと(役割ごとの目標)
- 年間イメージ(ガントチャート)
- 今年を振り返って思うこと
- 今年作成したメモ(Dataviewクエリ)
- 関連リンク
これらを順番に埋めていきながら、年間計画を完成させていきましょう。
ステップ2:前年の振り返りを行う
新しい1年の計画を立てる前に、前年を振り返ることはとても重要です。前年の年間手帳会議ノートがあれば、それを開いて確認してみましょう。
前年のノートを見ながら、以下の点を振り返ります:
- うまくいったこと:前年に達成できたこと、成長できたこと
- 改善したいこと:うまくいかなかったこと、次はこうしたいと思うこと
- もし前年をやり直せるなら:何をどう活かすか
これらの振り返りを、新しい年間手帳会議ノートの「前年の振り返り」セクションに記録しておきます。前年のノートへのリンクも貼っておくと、後で参照しやすくなります。
もし前年のノートがない場合は、記憶を頼りに、または日記やメモを見返しながら、できる範囲で振り返りを行ってください。完璧でなくても、少しでも振り返りを行うことで、新しい計画を立てる際の参考になります。
ステップ3:未来リフィル・ビジョンリフィルを見返す
年間計画を立てる際には、自分が目指す方向性を再確認することが大切です。
ワーク1で作成した「価値観リフィル」や、ワーク3で作成した「未来リフィル」「ビジョンリフィル」を開いて、じっくりと見返してみましょう。
これらのリフィルを見ながら、以下の点を確認します:
- 自分の価値観:何を大切にしたいのか
- ありたい姿:各役割でどのような状態になりたいのか
- 10年後のビジョン:長期的に目指しているものは何か
これらの情報を頭に入れながら、1年間の計画を立てていきます。価値観やビジョンに沿った計画を立てることで、自分らしい1年を過ごすことができます。
もしまだこれらのリフィルを作成していない場合は、先にワーク1やワーク3に取り組むことをおすすめします。年間計画は、これらのリフィルを基盤として立てることで、より意味のあるものになります。
ステップ4:1年間を4つのフェーズに分けて計画を立てる
pile-up-plannerの年間計画では、1年間を4つのフェーズに分けて考えます。それぞれのフェーズで、どのようなことに取り組み、どのような状態になっていたいのかを具体的に書き出していきます。
フェーズの分け方は、例えば以下のような方法があります:
- フェーズ1(1月~3月):年度の始まり、新しい環境への適応期
- フェーズ2(4月~6月):本格的な活動期
- フェーズ3(7月~9月):本格的な活動期
- フェーズ4(10月~12月):後半戦、振り返りと準備の時期
または、自分のプロジェクトや目標に合わせて、より柔軟に分けることもできます。重要なのは、1年間を4つの区切りに分けて、それぞれの時期に焦点を当てることです。四半期計画と呼ばれて、一般的な株式会社などでも取り入れられている区切りになります。具体的な計画としては、市販機計画というフェーズで行うので、今回はざっくりつかめればOKです。
各フェーズでは、以下のような内容を書き出します:
- そのフェーズで達成したいこと
- 取り組みたいプロジェクトや活動
- そのフェーズの終わりにどのような状態になっていたいか
チェックボックス(- [ ])を使って、具体的なタスクや目標をリストアップしていきましょう。後で進捗を確認する際にも便利です。
ステップ5:役割ごとの目標を設定する

pile-up-plannerでは、自分を大きく3つの役割に分けて考えます。それぞれの役割において、1年間で達成したい目標を設定していきましょう。
個人(肉体・精神・知識・社会)
個人の役割は、さらに4つの側面に分けて考えます。
これは他の2つの役割と違い、自分自身でコントロールできる範囲が広いので一番影響しやすい役割だからです。
- 肉体:健康、運動、体調管理など
- 精神:メンタルヘルス、ストレス管理、心の安定など
- 知識:学習、スキルアップ、読書など
- 社会:社会貢献、コミュニティへの参加など
それぞれの側面で、1年間で達成したい目標を具体的に書き出します。例えば「週に3回ジョギングをする」「新しい資格を取得する」など、できるだけ具体的な目標にすると、後で振り返りやすくなります。
仕事
仕事の役割では、キャリアや仕事に関する目標を設定します。例えば:
- プロジェクトの成功
- スキルの向上
- 新しいチャレンジ
- チームとの協働
など、仕事に関連する目標を書き出していきます。
プライベート
プライベートの役割では、家族、友人、趣味、余暇などに関する目標を設定します。例えば:
- 家族との時間を増やす
- 新しい趣味を始める
- 友人との関係を深める
- 旅行や体験を楽しむ
など、プライベートで大切にしたいことを書き出していきます。
各役割の目標は、チェックボックスを使ってリストアップし、後で進捗を確認できるようにしておきましょう。
ステップ6:年間イメージをガントチャートで可視化する

テンプレートには、Mermaidのガントチャートを使った「年間イメージ」のセクションがあります。
これを使って、1年間の計画を視覚的に表現してみましょう。、Mermaidのガントチャートについては後日別途記事にする予定です。
ガントチャートでは、各プロジェクトやタスクを時系列で表示できます。
例えば下記のように入力すると画像の表な表示がされます。
gantt
title 2025年
dateFormat YYYY-MM-dd
axisFormat %m
section プロジェクト1
タスク1 :a1, 2025-01-01, 1M
タスク2 :a2, 2025-02-01, 2M
section プロジェクト2
タスク3 :b1, 2025-03-01, 3M

このように、各フェーズやプロジェクトの期間を視覚化することで、1年間の全体像を把握しやすくなります。大きなプロジェクトや重要なマイルストーンを、ガントチャートに追加していきましょう。
ガントチャートは完璧でなくても構いません。主要なプロジェクトや目標のタイムラインが分かれば十分です。後で計画が変わったら、随時更新していけばOKです。
ステップ7:関連リンクを設定する
最後に、関連するノートへのリンクを設定しておきます。テンプレートには「関連リンク」のセクションがあるので、以下のようなノートへのリンクを追加しておくと便利です:
- 月間手帳会議ノート
- 価値観リフィル
- 役割リフィル
- 未来リフィル
- ビジョンリフィル
これらのリンクを設定しておくことで、年間計画から関連する情報にすぐアクセスできるようになります。Obsidianの双方向リンク機能を活用して、ノート間のつながりを強化しましょう。
年間手帳会議の活用方法まとめ

年間手帳会議ノートは、1年間の方向性を定め、定期的に見返すことで効果を発揮します。以下のポイントを意識して使いましょう。
- 月間計画の前に必ず見返す
毎月の月間計画を行う前に、年間手帳会議ノートを開いて、1年間の計画を確認しましょう。その月がどのフェーズに当たるのか、そのフェーズで達成したいことは何か、役割ごとの目標はどうなっているかを確認してから、月間計画を立てます。 - 四半期ごとに進捗を確認する
3か月に1度、四半期計画のタイミングで、年間計画の進捗を確認しましょう。計画通りに進んでいるか、変更が必要な部分はないか、目標を調整する必要があるかを振り返ります。 - 年間の終わりに振り返りを行う
1年の終わりには、「今年を振り返って思うこと」のセクションを埋めます。うまくいったこと、改善したいこと、もし今年をやり直せるなら何をどう活かすかを書き出し、次の年の計画に活かします。 - Dataviewクエリで作成したメモを確認する
テンプレートには、その年に作成したメモを自動的に表示するDataviewクエリが含まれています。これを使って、1年間でどんな記録を残してきたかを振り返ることができます。
年間手帳会議ノートは、1年間の「地図」のようなものです。定期的に見返すことで、自分がどこに向かっているのか、今どこにいるのかを確認し、必要に応じて方向を調整していきましょう。
まとめ

今回の記事では「年間手帳会議」をObsidianで実践する方法をご紹介しました。お疲れ様でした!
改めて、今回の流れをまとめます。
- テンプレートから年間手帳会議ノートを作成することで、計画を立てるための構造を準備できました。
- 前年の振り返りと未来リフィル・ビジョンリフィルの見直しを通じて、計画を立てるための基盤を整えました。
- 1年間を4つのフェーズに分けて計画を立てることで、1年を段階的に進めていく道筋を明確にできました。
- 役割ごとの目標を設定することで、個人・仕事・プライベートそれぞれで達成したいことを具体化できました。
- ガントチャートで年間イメージを可視化することで、1年間の全体像を把握しやすくしました。
この年間手帳会議ノートを持つことで、1年間を漫然と過ごすのではなく、自分が目指す方向に向かって進んでいくことができます。
今後は、月間計画の前に必ずこのノートを見返し、四半期ごとに進捗を確認しながら、1年間を自分らしく過ごしていってください。みなさんの1年が、より充実したものになることを応援しています!